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#009 - くずし割烹とは?

  voice of KYOTO 独自インタビュー企画

voice -inside- vol.4 くずし割烹 枝魯枝魯 枝國栄一




枝魯枝魯編 | #009 - くずし割烹とは? 


今や、センスのある雰囲気のお店は増えた。
そこで振るまわれる料理は確かに味にもこだわっている。

が、空間演出や環境で造り出せる味にも限界はある。
それに飽きてきた人が実は多い。


その隙間を埋めたのが、
枝魯枝魯ではないかと思う。

カウンター越しに提供されるものは、
決して料理だけではない。

エンタティンメントそのものだ。


それは、くずし割烹というよりも、
今の世に密かに求められていた、
もてなしの形だったのではないだろうか。

それ真剣に向き合った「くずし割烹」というスタイルは、
酒とカウンター越しの会話の肴になり、
アーティストやクリエイターの乾きを潤した。


人間が歩んできたいつの時代にも、
何かが生まれるための「場」が存在する。

「場」には個性が必要だ。

「くずし割烹」というスタイルは、
十二分にその個性に成りえた。

一方でその個性の高まりは、
いやがおうにも創作性を高める。

そして、それと比例するかのように、
排他的にもなったのではないだろうか。


それは長いスパンで俯瞰した時に見て取れる、
京都という街の排他性にも類似している。


「わかる人だけ、わかればいい。」

「アーティストやクリエイター、
常連だけがカウンターを埋める一階。」

初めて来る客は、
その雰囲気にたじろぐに違いない。


「一見お断り。」

言わないまでも、そんな匂いを醸し出す。


それは、どちらかと言えば、
「割烹」に似合う言葉だったはずだ。


だからこそ松本の言葉に、
安堵したのかもしれない。

「僕は2階のお客さんが増えることを望んでます。」

そこには、排他的ではない、
本来の「くずし割烹」の姿がある。


「今の枝魯枝魯は創作料理、
 僕はそれを和食にしたい。」

「くずされた割烹でも、全然いい。」


『枝魯枝魯ひとしな』を背負った
松本の揺るぎない姿は、
Paris の枝國にも見えているだろうか。

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